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サーフボード修理

サーフカンパニーでは仙台泉店に隣接するサーフボード修理専門のルームを完備しているのでお客様からのお預かりからお渡しまで最短で行うことができます。 完全室内作業なので、季節天候に左右されず、安定した納期を約束出来ます。作業材料、道具など全てサーフボード工場と同じ物を使用しているので、仕上がりもご安心下さい。他ブランド、他店購入ボード等も一律同じ料金設定です。近年登場しているNEWフォーム、ハイブリッド素材なども受付可能です。 ショートボードはもちろん、ロングボードやレトロクラシックボード・ミニボードなども全て受付可能です。 小さいキズから大きなキズまで大切にしているサーフボードの修理を安心しておまかせ下さい!

基本の作業工程

  • 1. サーフボード破損部位表面をきれいに洗浄する。
  • 2. 破損部位に浸水がある場合、十分に乾燥させる。
  • 3. 破損部位のサンディング。
  • 4. フォームまで破損している場合は、[Qセル+樹脂]で成形。
  • 5. クロス分を計算してサンディング。
  • 6. クロスを張り、樹脂を塗る。
  • 7. 乾燥後、サンディングして完成。

◆ ポイント

1.1破損部位はワックスを取り除き、ボードクリーナー、アセトン等を使用しきれいにしておきましょう。
2~3.フォームまで浸水している場合は陰干ししてしっかり乾燥させる。乾燥が不完全の場合は樹脂成型のときフォームが変色してしまいます。
3.しっかり乾燥していることを確認したら破損部位をサンディング。破損部位+1CMくらいの範囲できれいに削ります。
4~5.フォーム破損の場合は破損部位をくりぬいて、[Qセル+樹脂]で成形。乾燥後ボードのクロスの巻数に応じてサンディング。(1枚巻のボードは1枚分・通常は2枚分多めに削り成形します。)
6~7.ガラスクロスを破損部位より大きめにカット。樹脂を塗ります。気泡が入らないように丁寧に塗ります。乾燥後粗めのやすり~細かいやすりを使用し仕上げをして完成です。

修理価格表 ※表示価格はすべて税抜価格です

クリア樹脂のみ?5cm ¥1,000~
クリア樹脂のみ5cm?10cm ¥2,000~
クリア樹脂のみ10cm? ¥3,000~

※表面のへこみを直す場合はこちら。
※フォームやクロス部位まで破損している場合は適用されません。

ガラスクロス使用?5cm ¥2,000~
ガラスクロス使用5cm?10cm ¥3,000~
ガラスクロス使用10cm? ¥5,000~

※クロス部位までの破損を直す場合はこちら。
※ノーズ・テール・折れ等特殊な部位は別途価格になります。

Qセルフィラー使用?5cm ¥3,000~
Qセルフィラー使用5cm?10cm ¥5,000~
Qセルフィラー使用10cm? ¥ASK

※フォームまで破損している場合はこちら。
※ノーズ・テール・折れ等特殊な部位は別途価格になります。

・こちらの修理価格はノーマルフォームボードの場合です。
・破損の状況によって価格は上下いたします。
・EPOXYボードの場合は別途価格になります。

特殊修理価格表 ※表示価格はすべて税抜価格です

FCSカップ1個(カップ再利用不可能の場合) ¥3,000~
FCSカップ1個(カップ再利用不可能の場合) ¥4,000~
FCSカップ2個(カップ再利用不可能の場合) ¥6,000~
FCSカップ2個(カップ再利用不可能の場合) ¥8,000~
FUTUREプラグ ¥5,000~

※カップ周辺の状況により価格が異なります。

オンフィン修理(フィン再利用可能の場合) ¥5,000~
オンフィン修理(フィン再利用不可の場合) ¥10,000~

※フィン周辺の状況により価格が異なります。
※フィンのカラー・種類は選べません。

ノーズかけ ¥3,000~

※かけ方、状況によって価格が異なります。

折れ(幅?10cm程度・片面のみ) ¥3,000~
折れ(幅?10cm程度・両面修理) ¥5,000~
折れ(幅10cm程度・片面のみ) ¥ASK
折れ(幅10cm程度・両面修理) ¥ASK

※折れ方、状況によって価格が異なります。

・こちらの修理価格はノーマルフォームボードの場合です。
・破損の状況によって価格は上下いたします。

その他修理・メンテナンス ※表示価格はすべて税抜価格です

剥離修理(樹脂埋め込み) ¥ASK
剥離修理(クロス張替え) ¥ASK

※剥離範囲の大きさによります。

ワックスオフ(ショートボード) ¥1,000~
ワックスオフ(ロングボード) ¥2,000~
リーシュカップ交換 ¥3,000~
リーシュカップ交換(ロービングタイプ) ¥3,000~

※剥離範囲の大きさによります。

デッキパッド剥がし ¥1,000~

◆ご注意

EPOXY ボードは上記価格と異なります。(30%アップ)
修理にお持ちになる際はできるだけ乾燥させた状態でお 持ちください。濡れている状態でお持ち込みの場合は、乾燥後再度お持ち込みいただきます。
ノーマルフォームの場合修理完了までの時間は 10 日前後です。EPOXYフォームの場合は20日前後お預かりいただくことになります。又、冬季期間は樹脂の乾燥に時間がかかりますので上記期間以上お預かりすることがあります。
オーバーホールももちろんOK。修理必要な箇所をお教えいたします。修理前のお見積り、点検だけでもOKです。ご不明な点があれば何でもお尋ねください。

テールクラッシュ部位修理

テールのクラッシュ修理方法の紹介


写真1

テールのクラッシュ修理をします。フォームも多少こわれています。

◆必要な材料

・樹脂・硬化剤・Qセルフィラー・ガラスクロス・水性塗料
・サンドペーパー(#80・#240・#400)
・耐水ぺーパー(#600・#1000)その他もろもろ


写真2

1.修理箇所の清掃

ワックスや汚れがないか確認します。汚れがあればアセトンやワックスリムーバーを使用してきれいにします。(写真1)

2.クラッシュ箇所のサンディング

#80のサンドペーパーを使用し、浮いたクロス部分を削っていきます。(写真 2 参考)今回はフォームの部分も少し損傷がありました のでフォームまで削ってあります。 ポイントは破損個所より+1CMくらい広く削ることです。広めに削ることによってのちの工程でクロスを張って固める際、破損個所を 包むようにクロスを張ることができます。(写真2)


写真3

3.パテ作り

紙コップに樹脂+硬化剤+Qセルフィラーを入れよくかき混ぜます。基本割合は“樹脂100:硬化剤1:Qセルフィラー5~10”です。硬化剤は気温・湿度によって若干増減させます。今回はカラーを入れるので混ぜ合わせたものに“水性塗料”をさらに加えます。(油性塗料にすると樹脂と分離してしまい色付けできません!!)尚、塗料を加える場合は若干硬化剤を多めに入れます。(加える量は勘と経験を頼りに目分量です…)(写真3)


写真4

4.破損部位にパテを流し込む

まず削った部位にマーキングをします。それからマスキングテープでマーキングした個所を目印に同じくマスキングテープで“プール”を作ります。 “プール”をつくったらそこに3の工程でつくったパテを流し込みます。 後は流し込んだパテが完全に乾くまで放置します。夏季(気温20°Cくらい)で半日程度、冬季(気温0°Cくらい) で 1 日以上が目安です。ある程度ゼリー状にまで固まったら、カッターで余分な部分をカットしておくと、サンディング、成形する作業が楽になります。(写真4)


写真5

5.シェイプ

パテが乾いたらシェイプをしていきます。この作業で仕上がりの90%が決まってしまいますので慎重に削っていきます。次の工程で行うクロスの分を考えてパテを削ることが非常に重要になります。クロスの分を考えて削らないと、クロスを張ったとき破損箇所を十分に覆うことができなくなります。(写真5)


写真6

6.クロス張り

削った修理個所にクロスを張っていきます。削った個所にマーキングした後、その上にクロスを巻きます。(このときクロスにしわができないようにします。しわができたまま樹脂を塗ってしまうと強度が弱くなります) 軽量仕上げのボードはクロス1枚。ノーマルボード (一般市販品のほとんど)は2枚、ロングボード・バフ仕上げのボードは3枚を目安にします。2の工程で確認をしておきます。・しわをとってマスキングテープで固定したらクリアの樹脂を塗っていきます。配合比率は“樹脂100;硬化剤1”くらいです。 樹脂が十分乾くまで待ちましょう。(写真6)


写真7

7.サンディングその2

ガラスクロスを削っていきます。この削る作業で残りの9%(99%完成)の成形を完成させます。 写真では分かりにくいのですが、エッジもきちんとたてます。削る範囲はクロスを張った部分より+1cm広く削ります。 このときクロスを削りすぎないように注意します。このクロスを残すために5の工程で多めにサンディングしています。クロスを残さないと強度が大幅に弱くなります。(写真7)


写真8

8.ホットコート

仕上げに樹脂を塗ります。樹脂100:硬化剤2くらいの割合が目安です。 (ホットコート(仕上げ樹脂)の場合は硬化剤をやや多めにします。) 今までの樹脂塗装と同じようにホットコートをする個所の周囲はマスキングテープでマーキングします。(写真8)


写真9

9.サンディングその3

最後の仕上げです。#240#400のサンドペーパーで平らに削っていきます。 目の粗いものから細かいものへ。力を入れすぎると傷が目立ってしまうのでソフトタッチです。 この段階で成形完成です。最後に#600#1000の耐水ペーパーを使用して磨きます。(ロングボード・バフ仕上げのボードは#1500・#2000くらいまで使用し磨きます)(写真9)